二子玉川心理ケースワークオフィス

トラウマからの解放

二子玉川

『‥‥私が説明出来ないから、あなたが理解できないのではありません。
あなたが理解出来ないから私が説明出来ないのです。』

Elie Wiesel(1966) アウシュヴィッツ強制収容所のサバイバー、ノーベル平和賞受賞者

私は長年トラウマ(心的外傷)をお持ちの方々のカウンセリングとケースワークを行っています。
上記の言葉はトラウマとなる出来事に遭遇した方が
「自分の経験は他の人と絶対に分かち合えない」という確信を持つことを現した言葉です。

この感覚を「伝達不可能性のなかにある理解されない感覚」と呼びます。
そのために私たちカウンセラーは外傷に言葉を与え物語として語るお手伝いを行います。
その方の身に起きた外傷体験を物語として語っていただき、かつ、
その物語を記録として残すことで外傷的出来事が起こった瞬間に
構築された恐怖のネットワークの修正を可能にするのです。

千変万化のヴァイオリンの音色は、あらゆる楽器の中で最も
「人間の声」に近いと言われています。
その音色が、偉大なる作曲者による旋律と触れあうときに、
私たちの心に物語を編み出します。弦楽器の音色には、聴く者に
伝えきれない、もどかしい心の声を揺さぶる凄みと、受け止めてくれる
心地よさが共存します。

ライブでのクラシック演奏が聴く者に癒やしを与える構造を心理療法は模倣しています。

『私たちのいのちは死の中に、私たちの愛は憎しみの中に、
私たちの栄光は恥の中に、私たちの救いは滅びの中に、
私たちの自由は抑圧の下に、天国は地獄の下に、知恵は愚かさの下に、
義は罪の下に、力は弱さの下に隠されている。』

Martin Luther

今を生きる私たちに、闇の中にこそ光があることを教えてくれる演奏を、ご鑑賞ください。

今年のコンサートの時に配布させていただきましたパンフレットの文章です。
コンサート以来ブログ更新も止まっていました。

いつも、ブログをお読みいただき、ありがとうございます。

来年も心の平和と、真の健康を目指し、共に歩みましょう。

ナラティブ・エクスポージャー・セラピー~人生史を語るトラウマ治療~
マギー・シャウアー、トマス・エルバート、フランク・ノイナー著
森茂起 監訳  金剛出版