二子玉川心理ケースワークオフィス

感謝の気持ちが、能力を最大限に引き出す

春の富士山

受験シーズン到来です。

本番であがってしまう方。
過去の失敗がちらつき不安になる方。
崖ぷっちで焦りを感じている方。
急に思考力が低下してくる方

その時、脳の中では扁桃体が優位に働いているのです。
今回の結論は、脳の主導権は前頭前野がとる!

受験を「危機」「緊急事態」と受け止めてしまうと、
扁桃体が働き、海馬に過去の「失敗の記憶」「嫌な記憶」を
強烈に思い出させるように働きかけます。
その結果、自律神経の交感神経が以上に興奮し緊張してしまうのです。
これが、扁桃体が脳の主導権を勝ち取った状態です。
扁桃体が優位になると
不安、怖れ、萎縮、劣等感、妬み、思考力低下、あきらめ感が強くなります。

これでは、受験には向かえません。
そこで、
受験においては、絶対的に前頭前野を働かせる!

受験時に最適なのは、前頭前野が優位な状態です。
前頭前野が優位になると、扁桃体は前頭前野に従うのです。

簡単に手っ取り早く、前頭前野を働かせる方法が
感謝の気持ちに浸ることです。

感謝の気持ちは、扁桃体では作り出せない
とても、ハイレベルの感情なのです。
一度、感謝の気持ちに浸ると、瞬く間に扁桃体が抑制され
前頭前野が活発になります。

では、受験前にどのように感謝の気持ちに浸るか?試験前5分でも大丈夫。
目を閉じて、受験出来ることに感謝。
親に感謝。家族に感謝。先生に感謝。友達に感謝。
無事に受験地にたどり着けた交通機関の方々に感謝。
本日の受験地のスタッフの方々に感謝。
ゆったりと深いリラックスと共に頭が働いてきますよ。

先人が感謝の気持ちを持ちなさいの真意はここにあったのです。
感謝の気持ちは、扁桃体を抑制し、前頭前野を働かせる。

今日まで努力してきた事を、最大限に発揮するために
ぜひ、試験直前には感謝の気持ちに浸りましょう。
皆様の検討をお祈りします。